フードバー♪
2013-06-08


後日「昔なら、各家庭やってたよ〜」とは、ウチの母の言葉。
昔の人は「命をいただく」という事を身近に、より衝撃的に感じてたんですね。
子供の時に見たら、鶏食べられなくなりそう...。

解体した鶏は、食べられる部分と食べられない部分に分けました。
内臓も、一つ一つ取り出して、中身まで確認。
「あー、すごい。小さな工場だわ、これ。人間が作る事の出来ない精密工場。
こんな小さな体で卵作り続けてたりするんだねぇ。命ってすごいー。
それ、私食べてるんだねぇ。ありがたいねぇぇぇ。」っと真剣に思いました。
(小学生並みの感想だな。こりゃひどい)

生きていくために必要な器官ばかりで、ムダなものは一切なし。
肺の柔らかさ、気管の硬さ、胃の内壁の硬さ、など、今でも指に感覚が残ってますが、
すべてが生きていくために必要な作りをしていると実感できました。

消化器の中身も確認。
前胃、胃、小腸、大腸、盲腸、直腸、段階を経て内容物が変化しているのがわかる。
よく聞くのが、「肉食動物は腸まで食べる事で足らない栄養を補っている。」ですが、
いや、これは食べんでしょ。食べたらおなか壊しそう。
フェレットが食べたらおなか壊すらしい...。
(びある様がやった事があるという事実にびっくり!)

もし、ありうるとすれば、「今の今まで生きてたなら」って事でしょうか。
死んだ時点ですべての生体活動が止まり、腐敗が始まります。
その前ならかろうじて、小腸の中の物くらいは食べられそう。
絶対美味しくないんだろうけどね...。
ぼんやりとそんなことを思っておりました。

「ん?」

ここで、私たちが食べている部分とたべられない部分の比率がすごい事になっている事に気づいた。

食べられない方が圧倒的に多いじゃん!

ササミは1羽につき2本。スーバーで見かけるササミ1パックは5本入ってる...ってことは、食べられない部分がこれの2.5倍?!
もちろんムネ肉やモモ肉、手羽先なんかも2個ずつあるのですが、それにしても食べられない部分、多すぎる。くちばしつきの頭、足先、骨、腸など食べない内臓物などなどうず高く積まれてる。
「これらはどうなる?」
単純な疑問。

これらは、コンテナでゴミ」として回収されます。ゴミですから、冷凍・冷蔵などしません。
夏の暑い時でもそのまま運びます。コンテナ開けたら地獄でしょう。
運んだ先は工場で、殺菌、乾燥、粉砕され、出来た物が「家禽副産物」などという名前になって出荷されます。殺菌では、菌さえ殺せればなんでもOK〜♪みたいな薬品が使われています。
きっと殺菌中に人間が入ったら、人間も一緒にあの世行きでしょう...。
次の工場では色々なものが混ぜられ、嗜好性の高い味や香りがつけられ「ペットフード」として
出荷されます。

いやだーーーー、絶対にうちの子には食べさせたくないーーーーーーー!!!!!

本当に思いました。
目の前の鶏さんには申し訳ないけど、そんな経過たどってるならごめんなさいする!(捨てる)って思いました。やっぱりペットフードは気を付けて選ばないとダメですね。

色々と感じた後は、お昼ご飯。
さばいた、鶏さんのササミでサラダ。ムネ肉とモモ肉は別の炒め物に。
みんなでうまうまーっと残さずいただきました。残酷ですねw
いやいや、ちゃんと「ありがとうね。」っとみんな心で手を合わせていたはずです!

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